政府は米国金融危機で国内金融会社が海外に資金を調達することに困難をきたす際、外貨資金を積極的に供給することにした。企画財政部、金融委員会、韓国銀行は１６日午前８時に緊急金融点検会議を開き、リーマン・ブラザーズの破産にともなう国内金融会社の損失と国内の金融市場対策を議論する。

全光宇（チョン・グァンウ）金融委員長は１５日「リーマン・ブラザーズの破産申請とメリルリンチの売却などで国内金融市場が影響を受けるだろうが、外部の衝撃を吸収し、管理の可能な水準だ」と話した。国内金融会社は７億２０００万ドル（約７５１億３２００万円、６月末）をリーマン・ブラザーズの金融商品に投資した。この部分はほぼ損失として処理される可能性が大きい。

米国の大手保険会社であるＡＩＧは信用等級が低下する可能性があるが、国内で営業中のＡＩＧは十分な資産を持っており、保険契約者の保護に問題がないだろうと金融委員会は説明している。

金融委員会は１６日、リーマン・ブラザーズのソウル支店に金融監督院の職員を送り、資産状態を調査する予定だ。この支店を管轄している英国の金融当局と協議し、投資家を保護する措置を講じることにした。