ロシア世界経済国際関係研究所(IMEMO)のミヘエフ・アジア太平洋研究センター所長は「金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の回復の程度に関係なく、北朝鮮権力体制はスターリン時代の末期に似ていくと予想される」とし、1945年10月にスターリンが脳卒中で倒れた後のロシアの状況からヒントを得るのが賢明だ、と述べた。
ミヘエフ所長は東亜日報(12日付)とのインタビューで、「(金委員長の)健康が極度に悪化したとしても、意識がある限り、北朝鮮内部を統制すると予想されるため、当面は大きな変動が起こる可能性は少ない」と話した。 ミヘエフ所長は1980年代、北朝鮮駐在のロシア大使館で一等書記官を務めている。
末期のスターリンのように金委員長が内部権力を統制できるかどうかについて、ミヘエフ所長は「父のもとで20年間ほど政治の授業を受けたので可能だろう」と語った。 スターリンは脳卒中で倒れた後、2カ月半ほどソチで療養しながら‘別荘統治’を続けた。 「社会主義1人支配者の金委員長もこういう統治スタイルを習得しているはず」と述べた。