日本の外務省と法務省の情報収集機関、警視庁公安組織などは9日夜から、北朝鮮の動向把握に向けあわただしい雰囲気だ。日本政府は特に、ミサイルと軍部隊移動の兆候など北朝鮮の軍事動向に注目している。
外務省関係者は「民兵が参加し、正規軍が行事に参加しないのは異例的」とし「正規軍がパレードに参加しなかったのは、北朝鮮軍が各部隊で正常に活動しているという点を外部に示す意図でもある」との見方を示した。核無能力化をめぐり米国と緊張状態となる中、行事は縮小された形態で行い、軍事体制は万全の態勢を備えるようにする措置だと分析したものだ。
日本政府は情報収集チャンネルを総動員し、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の健康異常説について事実確認を進めている。政府報道官を務める町村信孝官房長官は10日、「建国60周年行事に金総書記が現れないのは非常に異例的だ」とし、「すべてのチャンネルを動員して関連情報を綿密に収集分析している」と述べた。