日本の次期首相に有力視されている麻生太郎自民党幹事長(66)は01年以降、総裁選の度に立候補したが毎回当選はならなかった。
01年には小泉純一郎氏に大差で敗れ、04年には安倍晋三氏、昨年9月には福田康夫氏にそれぞれ敗れた。しかしこうした過程で党内に勢力を確保し認知度も高めた。麻生幹事長もやはり安倍、福田氏らと同じく華麗な政治家一門の出身だ。
曽祖父は、日本による植民支配時代(1910~1945年)に朝鮮人の強制連行で悪名が高かった麻生炭鉱の創業者。母方の祖父は戦後初代首相を務めた吉田茂氏、妻の父は鈴木善幸元首相だ。