６日、青瓦台（チョンワデ、大統領府）の常春斉（サンチュンジェ）で開かれる昼食会のテーブルには韓国産カルビと米国産牛肉のステーキ（ばら肉）がともに載せられる。米国産ステーキがメニューに含まれたのはブッシュ米大統領を配慮したものだ。

米・国家安全保障会議（ＮＳＣ）のワイルダー補佐官（アジア・太平洋担当）は先月３１日、記者会見し「ブッシュ大統領が昼食で米国産ステーキを食べることになるのか」という質問を受けた。ワイルダー補佐官は「ブッシュ大統領は米国産牛肉をたくさん食べる。メニューに入れるのも良さそうだと、青瓦台に伝えた」と答えた。

常春斉は青瓦台の大統領官邸付近にある木造の韓国式建物だ。部屋２室に台所と居間を備えた青瓦台の付属の建物で、国賓・公賓との会見や非公式会合の場として使われる。昼食に先立ち両首脳は午前１１時から２５分間、青瓦台緑地園（ノクジウォン）で共同会見に臨む。

ブッシュ米大統領のための歓迎式典は同午前９時３０分から約１０分間、青瓦台本館前で行われる。国防部のチェ・ヨンソク中佐を団長とする２７３人の軍楽隊が動員される。軍楽隊は、陸海空軍と伝統的に伝わる軍楽隊、儀仗隊、吹打隊（軍楽隊）、旗手団などからなる。新政府に入り、こういった大規模な公式歓迎式典は初めてだ。

続いて９時４５分からは１時間にわたり、青瓦台本館・集賢室で首脳会談が行われる。双方からそれぞれ７人の随行員が同席する。金潤玉（キム・ユンオク）大統領夫人とローラ・ブッシュ米大統領夫人は首脳会談の間に別の歓談に臨んだ後、国立民俗博物館を訪問する予定だ。