潘基文（パン・ギムン）国連事務総長が３日から７日まで韓国を公式訪問する。

日本と中国を経て韓国を訪れる潘総長は、国賓訪問以上の礼遇を受けて故郷に錦を飾る。招待者である政府が就任後、初めて故国を訪ねる潘総長に対し、手厚い歓迎準備をしている。

まず韓昇洙（ハン・スンス）国務総理が直接ソウル空港に出向き、潘総長一行を迎える。外交部当局者は「同盟国の首脳が国賓訪問で来る際にも外交部長官が空港で応対するのが慣例」とし「最近１０年間、総理が直接空港まで出向いたことはない」と話した。

４泊５日間の公式日程も最上級礼遇だ。到着当日は柳明桓（ユ・ミョンファン）外交通商部長官が夕食会を主催し、李明博（イ・ミョンバク）大統領と韓総理が順に夕食会を催す。夕食会と別に大統領、総理、外交部長官との会談、面談日程も別途用意されている。

潘総長は公式席上では英語を使うことになっているが、李大統領との会談だけは韓国語を使うということだ。代わりに韓国語がわからない陪席者たちのためには同時通訳サービスを提供する計画だ。

４泊５日間には大統領との会談など公式日程以外にも多くの行事が用意されている。訪韓初日の３日には韓国人として初めて宇宙飛行をしたイ・ソヨンさんと会う。イさんは宇宙飛行に持って行った国連旗を潘総長に贈る予定だ。続いて母校であるソウル大学で名誉博士学位を受ける。また３日間である５日には忠北陰城郡遠南面の故郷の村を訪問する。潘総長は７日、訪韓日程を終わた後、日本の北海道に向かい、先進８カ国（Ｇ８）首脳会議に出席する予定だ。


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