日本、米国、中国など、海外の主要メディアは11日、韓国で行われた6月10日の大規模なろうそく集会の背景と影響、展望などを多角度から分析した。今回の事態の根本的な原因は米輸入牛肉問題だったが、それがすべてではなく、そのほかの問題まで複合的に入り混じっていると分析したメディアが多かった。
◇不満を抱く階層が増え、デモ広がる=日本経済新聞は11日、質疑応答の形でろうそく集会を分析した記事で「貧富の格差の拡大が根深い不満の原因だ」と指摘した。日本経済新聞は、有権者が「経済大統領」になることを期待し、李明博(イ・ミョンバク)大統領を当選させたが、原油価格の急騰など、不安要素を多く抱え込み、貧富の格差がむしろ開き始めた結果、不満が爆発したと分析した。また「インターネットなどで輸入牛肉に関するさまざまな虚偽情報が広がりを見せ、当初は政治的な背景がない一般市民によるデモだったのが、その後、進歩系列の政党と労組が反政府を促し、進歩連帯を煽っている」と言及した。