日本の福田康夫首相がアフリカ52カ国の代表と3日間に渡り、立て続けに個別での首脳会談を行う。
19日、読売新聞によると対象者は28~30日、横浜で開かれる第4次「東京・アフリカ開発会議」(TICAD)に出席する52カ国の代表だ。アフリカ53カ国のうち1国家を除く52カ国から国家元首35人、首相7人、副大統領3人が出席する。会談時間は開幕前日の27日から3日間にわたる延べ17時間。各国の指導者1人当たり20分が配当されている。
福田首相はそのほか、アフリカの貧困撲滅運動を行っているロックグループ「U2」のボノさん、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさん、アフリカ連合(AU)のジャン・ピン委員長らとも会談する。福田首相の年齢が71歳と高齢なため、福田首相の体力を心配する声も出ている。しかし福田首相は「アフリカの指導者と会談する機会がこれまであまり得られなかった」と述べ、リレー会談に意欲を見せているという。福田首相は今回の会議や首脳会談とは別に国連改革に関するアフリカの立場を定めるAUの首脳級機構である「10カ国委員会」との初会議も主催する。