米国の対北朝鮮食糧支援計画に関する朝米交渉で、北朝鮮は米国のモニタリング(支援されたコメがどのように使われているかを検証する作業)に合意したが、朝鮮語話者の検証員はモニタリングに参加できないという点を強く主張したと、外交消息筋が15日明らかにした。また両国が合意した米国のモニタリング要員の規模は60人であることがわかった。
外交消息筋によると、先週、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で行われた交渉で、米政府代表団は▽モニタリング要員は70-80人規模▽米国が指定した地域への任意での接近(ランダムアクセス)が保障されるべき--という条件を提示した。これとともに米国は韓国系の市民権者などを朝鮮語を話せる人物がモニタリングに参加しなければならないと要求した。
しかし北朝鮮は▽モニタリング要員は50人未満▽任意での接近は受け入れられない--と主張した。