プーチン大統領「ロシアの土地」宣言の翌日に合併地失う…報復の憂慮(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.03 08:58
ウクライナ軍がロシアと対抗する東部戦線の核心要衝地に挙げられるドネツィク(ドネツク)州リマンを1日(現地時間)に奪還した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ占領地4カ所〔ドネツィク・ルハンシク(ルガンスク)・ザポリージャ・ヘルソン〕に対する合併を宣言して「すべての手段を動員して防御する」と公言した翌日のことだ。これに伴い、メンツを潰されたプーチン大統領が反戦のために戦術核兵器のカードを使用するのではないかという憂慮が大きくなっていると米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が2日、指摘した。
◆ガーディアン「ウクライナ、プーチンに屈辱を与えた」
ロイター・AP通信などによると、ウクライナ東部軍報道官は1日、「(ウクライナ軍が)リマン市内に進入した」と宣言した。ウクライナのアンドリー・イェルマク大統領秘書室長は、この日ツイッターに自国の軍人2人が「リマン」と書かれた都市の表示板に国旗を付ける映像を投稿した。ロシア国防省は「包囲威嚇により、さらに有利な戦線に移動した」とし、事実上敗退を認めた。ロイターは「(リマン奪還は)ウクライナが先月ハルキウ(ハリコフ)地域で反撃に成功してから、最も意味ある戦果」と評価した。