【コラム】すでに3回目…金正恩氏、81歳老人の後ろに隠れる理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.28 14:31
「どこか」は決まっているようだ。予想できない新型コロナ事態と米国の敵対視政策、韓国の対米従属主義態度など責任を転嫁できる外部は少なくない。問題は内部の「誰か」だ。現在、その内部の誰かは朴奉珠(パク・ボンジュ)国務委員会副委員長と金才竜(キム・ジェリョン)内閣総理が最も有力な対象だ。北朝鮮権力序列3位の朴奉珠副委員長は、金委員長の身辺異常論争が飛び交っていた先月29日にも金正淑(キム・ジョンスク)平壌(ピョンヤン)紡織工場・平壌第一デパート・大型ショッピングセンターの光復地区産業中心を現場視察したと報じられた。
北朝鮮経済指令塔である金才竜首相はさらに活発に動いている。金委員長が今月1日、順川(スンチョン)肥料工場竣工式以降、公開席上から姿を隠している間、金才竜首相は今月だけで計4回(4日・9日・10日・20日)の公開活動を行った。現地指導場所も黄海南道(ファンヘナムド)農作業現場をはじめ、▼端川(タンチョン)港▼端川精練所▼興南(フンナム)肥料連合企業所▼高原炭鉱▼水洞(スドン)炭鉱▼ヨンソン機械連合企業所▼2・8ビナルロン連合企業所▼興南電極工場▼国家科学院咸興(ハムフン)分院▼興南製薬工場--など縦横無尽だった。