高麗時代の古墳だと推定されている文化財の発掘調査現場が、建設施工業者によって破壊され、問題になっている。
文化財庁は30日「半導体企業のS精工が先月29日、忠清南道唐津郡新平面(チュンチョンナムド・タンジングン・シンピョンミョン)の工場予定地内の文化財発掘現場で掘削機1台を使用し、高麗時代の石棺墓4基を破壊した」と発表し「該当する企業を文化財法違反の疑いで告発する方針」だと明らかにした。
この工場建設予定地は、埋蔵文化財の専門調査機関である、忠南歴史文化研究院の地表調査で高麗時代の古墳群が確認され、この日から本格的な発掘調査が実施されたところだった。同社は昨年から予定地に新工場の建設を計画していたが、先月5日に行われた地表調査の結果、石棺墓と推定される文化財が発見され、予定地では再度発掘調査が行われることになっていた。