【社説】中国人の聖火リレーにおける暴力と偏狭な民族主義
ソウルで行われた北京五輪聖火リレーで、一部中国人のデモ隊が暴力を振るったことはあってはならないことだった。国際社会に国の品格が成熟していない国家だというイメージを植えつけてしまった。特に駐在国の国民に対する暴力も躊躇せずにはたらいた点は、韓国にとって非常に衝撃的だ。今後“偏狭な民族主義にかぶれた13億中国”という国家にどう対応しなければならないのかという根源的課題を投げかけてくれた。
中国政府や中国人たちが韓国に好き放題犯した無礼は、昨日今日のことではない。いわゆる“東北工程”を通じて厳然たる韓国の高句麗史を自分たちの歴史に編入させようとした。台湾総統就任式に出席しようとする国会議員たちに「よく覚えておく」と“脅迫”した。中国海域で韓国船舶を沈没させて逃走した中国船舶の責任をきちんと問わなかった。