また一歩近づいた韓日…実用外交結実のためには

また一歩近づいた韓日…実用外交結実のためには

2008年04月24日08時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  首脳会談の雰囲気、2003年の盧前大統領のときと似ている
日本右傾化激しく…過去の歴史問題は“地雷”
積極的議会外交で親韓派議員増やす


  李明博(イ・ミョンバク)大統領の日本訪問を見守りながら5年前の2003年6月、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の就任後、初訪日の日程が思い浮かんだ。あまりにも似ていたからだ。盧前大統領と小泉純一郎当時首相の首脳会談、TBS放送に出演し“日本国民との対話”で述べた発言の数々…。

  5年前にも韓日首脳は和合の時代を約束した。しかし小泉元首相が周辺国の反対にもかかわらず、毎年、靖国神社を参拝したことで韓日間にひびが入りはじめた。とうとう盧前大統領は2005年6月、ソウルで行われた韓日首脳会談で「あれほど言ったら靖国神社参拝を止めるかと思ったがそうではなかった」と怒りを見せた。

  しかし小泉元首相がその年10月、靖国をまた参拝し、2人の関係は完全に決裂し、韓日関係は凍りついた。靖国神社は日本帝国主義を崇尚する宗教機関だ。小泉元首相が盧前大統領の体面を少しでも立ててくれれば極限の状況まではいかなかっただろうというのが韓国側の解釈だ。しかしそれは小泉元首相の右派性向と日本の政治状況をきちんと把握できなかったために起こった誤った判断だった。

  李大統領と福田康夫首相も21日、新しい和合の時代を熱意で合意した。喜ばしいことだ。それに現在の状況は5年前よりはずっとよくなっている。米国外交を重視した小泉元首相と違い、福田首相はアジア外交を重視する。

  今後、両国関係がますますよくなり、ウィン-ウィン(win-win)の関係になれば、シナジー効果も大きいとみられる。李大統領の実用外交が5年後には盧前大統領とは全く違った結実をおさめる可能性も高い。

  しかしこのため必ず察しておかなければならないことがある。あちこちに隠れている障害物を細かく察し、失敗を避けることも重要な外交戦略だからだ。最も重大なのは過去の歴史問題だ。平穏ながらもこれにより突然ぎくしゃくするのが韓日関係だ。日本の政治家たちの発言などで韓日関係が悪化したのは1、2度ではない。盧前大統領のときも同じだった。2010年は日本植民地支配開始100周年だ。過去の歴史問題が必ず出てくるだろう。再び、日本で他人の傷に塩を塗る人が現れ、韓国世論が急速に悪化すれば、李大統領はどのような対応をするだろうか。あらかじめ冷静に考えてみる必要がある。

  それに日本の政界はまた保守右傾化される兆しを見せている。福田首相は支持率急落で厳しい状況だ。すると保守強硬派が再び勢力を見せはじめた。安倍晋三前首相、中川昭一元自民党政調会長、麻生太郎外相ら3人の名の頭文字を取った“ANA”トリオが、再び立ち上がれば北東アジアに緊張関係が形成される可能性が高い。

  李大統領が推進する日本企業の韓国投資戦略にも日本の景気下落と日本の地方自治体の大胆な工場誘致戦略などが障害物となっている。

  だとすれば、どのようにして実用外交を成功させればいいのか。一衣帯水の関係とはいうが、我々とは大きく文化の違う日本を徹底的に理解し、戦略的に冷静にアプローチするほかないようだ。日本は議員内閣制だ。政治状況によっては首相が1年もたたずに交代する。官僚は弱まり、議員たちの国政掌握力は大きくなっている。

  このために韓国も議員外交を強化しなければならない。外交には与野党はない。議員たちが積極的に動いて親韓派議員をたくさん作れば、それは大きな力となる。そうした基盤の上に政府と民間企業が緊密に協調し、戦略的なアプローチをしなければならない。良い友達と多くつきあうことで事もうまく運ぶのだ。福田首相が長く続けられるよう、助けることは果敢に助けることもひとつの方法だといえるだろう。
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