「韓国人の根性を見せたかった」Rain、映画について語る

「韓国人の根性を見せたかった」Rain、映画について語る

2008年04月22日16時16分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が監督・演出した『スピードレーサー』でハリウッドデビューしたチョン・ジフン。 21日ソウルを皮切りに世界各国で映画のプロモーションを行う。 (写真=カン・ジョンヒョン記者)



  「オーディションの話をもらったとき、ワールドツアーの真っ最中でした。 15時間飛行機に乗って、オーディションを受けたらすぐ帰ってこなければならない状況だったので、これは自分のやる役ではないんだなあと思っていました。でも、布団に入ってよく考えてみたのですが、この映画が成功したら僕はどれほど悔しい思いをするか…。 そう思って、ありったけの資料を集めて持って行きました。たったの1度で満足する結果は出ないといいます。新人ですし、知っている英語を全て使いました。実は僕だけではなく香港やタイ、日本などさまざまな国からオーディションを受けに来ていました」--。

  ハリウッド進出作『スピードレーサー』の公開(5月8日)を前に俳優チョン・ジフン(=Rain,26、ピ)と21日会った。『スピードレーサー』は韓国でも『走れ稲妻号』というタイトルで放送された日本のアニメーション『マッハGoGoGo』が原作だ。

  チョン・ジフンは家業の自動車会社を救うために主人公のレーサー(エミール・ハーシュ)と同じチームになるレーサー、太祖トーゴーカーンを演じた。助演だが、出演の分量も多く、キャラクターは韓国のファンならよく知る彼の長所が十分に生かされている。英語の字幕には彼の名前として“Rain”が決まったが、彼は映画デビュー作『サイボーグだけど大丈夫』同様、韓国ではチョン・ジフンと呼ばれることを願っていた。

  「大多数のシーンを青いスクリーン(コンピューターグラフィックと合成するための背景)の前で撮影しました。革のスーツを着てレーシングカーの運転席に座れば体感温度が35度まで上がりました。だいたい1時間撮影して10分休むのですが、私は休まなくても大丈夫だ、監督が撮りたいだけ演じると言いました。夜はあせもをボリボリ掻いていたとしても、どこかで韓国人の根性のようなものを見せたかった」。

  アジアのスターながらも苦労をものともしない彼の情熱は、ウォシャウスキー兄弟の新たな提案につながった。彼らが制作する次期作アクション作品『NINJAアサシン』で主役を演じることになった。

  「ウォシャウスキー兄弟はアジアが大好き。“10年前から武術映画を撮ってみたい。『マトリックス』が一種の西洋の武術映画なら、東洋の武術映画を作るんだ”って。一緒に食事をしながらその話をしていたのですが、主演は誰かと尋ねたら『君』と言うじゃないですか。冗談でしょうと言っても冗談ではないと言われました」。

  もともと体格のいい彼は今回の映画で足技のシーンをはじめとするアクションを難なく消化したようだ。「普通1週間かけて学ぶ動作を30分で身につけました。幼いころ、合気道とテコンドーを習ったのが役に立ちました」。

  英語での演技はどうだったか。「こんなことなら学生時代、ちゃんと勉強しておくんだったと思いましたが、今からでも遅くない、どうあがいても私はネイティブではなく韓国人だ、このまま自信をもってやろうと発想の転換をしました」。

  それによると“太祖トーゴーカーン”は、ウォシャウスキー兄弟が命名した。『太祖』が韓国の歴史での王ということも『カーン』がモンゴルで王を意味するということも知っていたというお話。

  「力を抜いて自然に演技をしてはいけないかと尋ねてみたが、君は自動車会社の会長で、カリスマを感じられなければならないと。神秘的な何かが漂ってこなければならないと言われました」

  その“何か”とは『スピードレーサー』の続編が作られればより具体化するようだ。彼はすでに3編まで出演契約をした状態だ。ハリウッドが彼をキャスティングしたのは、アジア市場を念頭に置いた“地域配分”と指摘されたが「正しい判断だと思う」と答えた。

  「アジア市場の影響力のことを考えれば当然です。昔なら米国内のアジア系俳優を使ったでしょうが、今はアジアに、韓国にどんなスターがいるのか探す時代」。

  彼は今月末から撮影に入る『NINJAアサシン』の準備のために体づくりに余念がない。そんなに苦労をしながら仕事を受ける理由について「(じっとしていると)体がうずくんだ」と話す。

  「(本格的なデビュー前に世を去った)母に対する罪の意識があるんです。僕にはお金がなくて母の病気を治してあげられなかった。そのときの苦しみを思えば、どんなことだって苦しいとは思いません」。
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