韓国と日本が“過去の歴史”よりは“未来のビジョン”を重視する新時代を開いていくことで合意した。昨日終わった李明博大統領と福田康夫日本首相間の首脳会談でのことだ。この一環で自由貿易協定(FTA)交渉の再開、エネルギー確保共助など各種懸案にも見解を同じくした。しかしこうしたことが順調に実現できるかどうかについては懸念もある。
今回の会談で両首脳は仲が睦まじい様子を示した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領、小泉政権時代、首脳間の感情の溝まで深まり、毎時対峙したことに比べれば隔世の感がある。両首脳が過去の政権と違う認識を持ったからだ。李大統領は“歴史の真実は直視するが過去に縛られない未来を作ろう”と強調してきた。福田首相も韓国、中国とのつながりを力説し、靖国神社参拝に拒否感を示した。今回の会談が両国間についた垢を洗い流すきっかけになるように願う。