大韓民国は後進国だ。 昨年1人当たりの国民所得が2万ドルを超えたため、経済的には先進国の入口といえる。 しかし障害者福祉レベルを見ると、明らかに後進国だ。 目で確認できる証拠もある。 人口1000万人にのぼるソウルの公共場所で障害者が見られない点だ。 韓国の登録障害者は昨年基準で201万人に達する。 にもかかわらず障害者が目につかないのは、便宜施設が整っていないからだ。
韓国視覚障害者協会が昨日発表したソウル市内25区役所の便宜施設実態調査がこれを証明している。 ‘障害者・高齢者・妊婦等の便宜増進保障に関する法律’に明示された便宜施設の平均設置率は56.1%と表れた。 障害者便宜施設は半分ほど設置されたところで意味を持たない。 点字ブロックがない区間が中間にあれば、視覚障害者は目的地に到達できない。