北朝鮮は3日、韓国・合同参謀本部の金泰栄(キム・テヨン)議長が前日北朝鮮側に通知文を送り「緊張醸成行為の中断」と「不可侵の合意を順守すること」を再度求めたことに対し、それを受け入れられないとし、「軍の対応措置を取る」と警告した。
軍筋によると、北朝鮮は同午前9時40分ごろ、南北(韓国・北朝鮮)将官級会談・北朝鮮側団長名義の電話通信文を韓国に送り「韓国側が昨日通知文で表明した立場は弁解だ。軍の対応措置を取る」とした。
北朝鮮軍の対応措置は、軍当局者を含む韓国側当局者の軍事分界線(MDL)通過を全面遮断することを意味するようだが、短距離ミサイルの発射などに乗り出す可能性もあるとみられる。国防部は、関連省庁との協議を経て、対応策を決めるとしている。