【社説】形勢判断を間違った北朝鮮

【社説】形勢判断を間違った北朝鮮

2008年03月31日13時33分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  北朝鮮が韓国に対して脅威的態度をとり続けている。おとといは金泰栄(キム・テヨン)合同参謀議長の国会発言を問題視した。彼は「北朝鮮が核兵器で攻撃する場合、どう対処するのか」という質問に「作動しないように核基地を打撃すること」と答えた。仮想質疑に対する一般的な軍事措置概念を説明したのだ。しかし北朝鮮はこれを“先制打撃暴言”と一方的に規定して南側に発言の取り消しと謝罪を要求した。そうでなければ南側当局者の北朝鮮入国を遮断すると警告した。

  今回の脅迫も以前のミサイル発射などのような脈絡からその意図は丸見えだ。緊張と対決局面を造成することで韓国側社会を不安にさせるというものだ。同時に保守陣営と太陽論者の間の対立の拡散も狙ったはずだ。またニューヨークフィルの招請などで米国には融和のジェスチャーを送り、南側には強硬に出ることで韓米対立も狙ったのかもしれない。

  しかしこれは非常に甘い判断に違いない。大部分の韓国側国民は過去10年間の対北政策を通じて習得した「学習効果」がある。それは「北朝鮮をなだめて支援を拡大すれば、いつかは南北関係が本当に安定する」という主張に信頼を置けないということだ。特に北朝鮮の核実験はこうした学習効果を極大化した。李明博政府の誕生にはこのように誤った対北政策を変えなければならないという国民的要望が反映された側面がある。しかし北朝鮮は対北政策に対する南側の変化が持つ意味を忘却し「脅迫」という汚い手法にばかり頼るので、もどかしいばかりだ。

  中国や米国との関係を見ても同じだ。金正日国防委員長は今月初め、平壌駐在中国大使館を訪問した。中国との関係をより円満にしようという意図であるとみられる。しかし中国が国家的力を集中させる北京五輪まであと数カ月だ。それにもかかわらず韓半島の緊張を激化させ、何をどうしようというのか。そんな場合、米国との関係改善も不如意なのは明らかだ。こうした本質的な限界により成果を出しにくいのが明らかな戦略はしないことを望む。
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