在韓米軍のベル司令官は28日、李明博(イ・ミョンバク)新政府から、戦時作戦統制権の韓国移譲時期を遅らせるべき、という要請があっても、「再交渉は政治的懸案であり、軍事的観点からは妥当でない」という認識を示した。
同氏はこの日、米ニューヨークのコリアソサイエティーで開かれた懇談会で「統制権移譲のプロセスが順調に進んでおり、移譲を遅らせる軍事的理由がない」と述べた。同日、キーティング米太平洋軍司令官も、ワシントンで開かれたアジアソサエティーの講演で「統制権移譲の合意は大変重要」としたうえで「移譲後も2万5000~2万8000人の米軍が韓国に駐留するだろう」と見込んだ。