日本が2000年以後、3年ごとに実施される国際学習到達度調査(PISA)発表結果に大きな衝撃を受けている。日本の高校生たちが数学と科学部門の応用力、読解力など3部門の国際順位で、2003年に引き続き最近結果が発表された2006年度の調査で、また下がったからだ。調査結果を受けた渡海紀三朗文部科学相は「非常に残念だ」と話す。日本政府はこのような学力低下が子供たちに自律的な時間を与えすぎた「ゆとり」教育の失敗を如実に立証する結果だとし、教育改革に拍車をかけるきっかけとすることにした。
5日、経済協力開発機構(OECD)が発表したPISAの調査結果によると、日本の子供たちは科学的応用力分野で昨年6位を記録、比較対象である3年前より4ランク下がったことがわかった。数学的応用力では最初の調査だった2000年1位から2003年6位に落ちた後、昨年の調査では10位に落ちたという結果だった。すべての勉強の基本になる読解力も最初の調査時で8位にとどまったが、2003年14位を記録したのに続いて、昨年はワンランク下がり15位を記録した。
これらの分野で韓国の成績もあまりよくない結果に終わっている。前日発表されたように科学的応用力分野では2000年1位から昨年11位にダウン、数学的応用力は初回調査(2位)以後、毎回ワンランクずつ下がり今回は4位だった。韓国はただ読解力では毎年向上し、2000年6位から2003年2位、そして昨年の調査では1位を記録した。これについて日本の専門家たちは「韓国では大学入試で論述の比重が高くなり、論述関連の塾や予備校がこれに大きな影響を及ぼした」と分析した。