「対北朝鮮人権決議」棄権…盧大統領は表決直前に決定

「対北朝鮮人権決議」棄権…盧大統領は表決直前に決定

2007年11月22日16時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  国連の対北朝鮮人権決議案が21日未明(日本時間)、総会第3委員会で採択された。 賛成97・反対23・棄権60票という圧倒的な票差で3年連続通過した。 欧州連合(EU)と日本が共同提出したこの決議案に対し、韓国政府は棄権した。

  ◆盧武鉉大統領が棄権決定=国連で対北朝鮮人権決議案が上程されたのは03年からだ。 その初年、韓国政府は表決に参加しなかった。 その後04年、05年は棄権した。 昨年になって初めて賛成票を投じた。 北朝鮮が核実験を強行し断固たる対北朝鮮政策を要求する世論が強まったからだ。

  今年、政府は表決の数時間前まで立場を決めることができなかった。 外交通商部内では、南北関係を考慮して北朝鮮を刺激しないよう棄権すべきだという意見と、北朝鮮人権の現実に変化がないため賛成すべきだという意見に分かれた。

  20日晩、外交部関係者らは記者らの質問に対し、シンガポールにいる盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の決定を待つ、と述べた。 「20日夜、宋旻淳(ソン・ミンスン)外交部長官と白鍾天(ぺク・ジョンチョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)安保室長が対北朝鮮決議案について報告し、盧大統領が‘棄権’方針を決定した」と千皓宣(チョン・ホソン)青瓦台報道官が21日確認した。 千報道官は「南北首脳会談など最近の南北関係進展状況を考慮した決定」と説明した。

  ◆韓国‘棄権’に北朝鮮は満足=北朝鮮は決議案の通過には不満を表したが、韓国の‘棄権’に対しては満足な表情を見せた。 駐国連北朝鮮代表部のパク・ドクフン次席大使は韓国の棄権をどう考えるかという質問に対し、「民族は民族だ」と回答した。

  日本は意表を突かれたようだった。 韓国が決議案を支持すると信じていたからだ。 高須幸雄・駐国連日本大使は「韓国が支持を希望して努力したが、このような結果になった」と遺憾を表した。

  日本政府・メディアは、韓国側が決議案内容の緩和を要求し、これを日本が受け入れた点から、韓国は賛成すると予想していた。韓国側は、国連大使が直接会議場で立場変更背景を説明した昨年とは違い、今年はいかなる発言もしなかった。

  この日の会議では米国・EU・日本など決議案支持国とベネズエラ・エジプトなど非同盟勢力の間で拮抗した論争があった。EUを代表するポルトガル側は「北朝鮮内で強行されている拷問・死刑のような反人倫的犯罪を根絶するため、強力なメッセージの決議案が採択されなければならない」と主張した。

  パク・ドクフン次席大使は「‘偽善’‘政治工作’など激しい言葉を使用し、決議案の内容は偽りだらけだ」と非難した。

  ◆来月の総会で最終採択=今回の決議案は来月の総会本会議で採択するかどうかが最終決定される。 しかし今回の表決には192加盟国が参加し、覆る可能性はほとんどない。 人権決議案は法的拘束力はないが、今後の対北朝鮮措置の根拠になりうる。 昨年に比べて今回の決議案では乳児殺害・脱北者処罰など証拠不足部分は抜けたが、北朝鮮人権に対する憂慮と改善を促すという基本内容に大差はない。
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