張富士夫トヨタ会長「現代車はライバル」

張富士夫トヨタ会長「現代車はライバル」

2007年11月22日14時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  張富士夫トヨタ自動車会長。 世界27カ国に52の生産基地、約30万人の従業員を抱える‘世界1位自動車企業’を率いる総指令塔だ。 張会長は20日、自動車産業を担当する韓国人記者を日本の名古屋本社に招待した。

  「私の名字は張です。 韓国語でいうとチャン(張)ですが、日本には珍しい名前で、私の考えでは先祖が中国や韓国から来たのではないかと思います」。張会長が韓国人記者らに親近感を表示しながら述べた最初のあいさつだった。

  張会長は「国産車に対する消費者の忠誠心が強く、中低価の外国ブランドが進出を恐れるのが韓国市場」とし、現代(ヒョンデ)自動車を‘強敵’と表現した。

  以下は一問一答。

  --現代車をライバルと思うか。

  「そう思う。10年前の現代車はカナダに進出した後、短い期間に多くの車を販売し、われわれを驚かせた。しかしその時は品質に問題があった。10年後に米国に進出した現代車は価格も安く、品質も良くなった。 現代車はわれわれが世界に進出した方法(安くて小さな車で輸出開始)を活用して成功を収めている。 しかしそのペースはトヨタに比べてはるかに速い。」

  --現代車が強いグローバル企業になるにはどうすべきかと考えるか。

  「われわれは育てる文化がある。 従業員と協力業者を尊重し、彼らを育てた。 今のトヨタはその結実だ。 われわれにも1950年代の労使紛争で2000人余の労働者が解雇され、社長も退任したことがある。 その後、労使協力だけが生き残る道であることを学んだ」

  --トヨタが世界市場で成功した秘訣は。

  「われわれは170カ国余に輸出しているが、市場ごとに顧客のニーズに合った製品を作っている。 例えばカローラはヨーロッパ・タイなどに輸出しているが、仕様はすべて違う。 このためカローラは13モデルもある。 現地化がグローバル戦略の核心だ」

  --多くの国で車を生産しているが、品質をどのように管理しているのか。

  「経営とマーケティング方式は現地化するが、トヨタ固有の価値は共有する。 それが‘トヨタウェイ’だ。 古いかもしれないが、価値観で武装すれば危機が生じたときに強くなれる」

  --自動車の未来でカギになる点は。

  「親環境車の開発がカギになるだろう。 われわれは年間開発費900億円のうち半分以上を親環境車の開発に投じている」

  ◆張富士夫会長=東京大学法学部を卒業し、60年にトヨタ入社。 トヨタ生産方式(TPS)を完成した大野耐一から学んだ。 米国生産法人を設立し、99年に社長に就任、01年に‘トヨタウェイ’を創案した。 06年に会長就任。

  ◆トヨタウェイ=海外生産法人がトヨタの価値観を共有するために作ったマニュアル。 ‘知恵と改善’‘人間尊重’が二本軸。 これを広めるためにトヨタインスティテュート(02年)やグローバル生産推進センター(03年)を設立し、職員を教育している。
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