米紙ワシントンポスト(WP)の電子版は21日、潘基文(パン・キムン)国連事務総長が就任して以降、国連内部では潘総長の「韓国への偏愛」を不満がる声が高まっている、と報じた。また、潘総長が最近、崔英鎮(チェ・ヨンジン)前国連大使をコートジボワール特使に指名したことと共に、国連の職員・外交官が「潘総長が母国の利益を優先している」とし不満を示している、と伝えた。
国連高官を務めたレバノン国籍のサンバル氏は「秘書室では韓国人の起用について様々な意見が出ている」とし「韓国人により重要な決定が下されているとの印象を受けている」と述べた。WPは、その根拠に、潘総長が就任した後、韓国人職員が増えすぎたと批判する人の発言を紹介した。前任の事務総長らも、母国の外交官を国連に連れてきたものの、潘総長は就任以降、韓国人職員を20%も増やしたとのこと。