高句麗天文図が呼吸する新1万ウォン札

高句麗天文図が呼吸する新1万ウォン札

2007年01月13日09時06分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国銀行(韓銀)が22日に新しく発行する1万ウォン札には、韓国の天文学史が込められている。 新紙幣の裏には世界で最も古い天文図である天象列次分野之図(国宝228号)がデザインされた。 その絵の上には天体時計の渾天儀(ホンチョンウィ、国宝230号)と韓国で最も大きい天体望遠鏡である普賢山(ポヒョンサン)天文台の天体望遠鏡が描かれている。 従来の1万ウォン札の裏に描かれていた慶会楼(キョンフェル)が韓民族の天文学遺産と現代天文学装備に変わるのだ。

  召南(ソナム)天文学史研究所はこれを天文学界の慶事と見なし、19日にソウル洪陵世宗(セジョン)大王記念館で記念シンポジウムを開く。 テーマは「天象列次分野之図と伝統天文図」。 天文学者が集まり、世界最古の貴重天文図が新紙幣にデザインされたことを祝い、これを国民に広く知らせる場だ。 この研究所は故・召南兪景老(ユ・キョンロ)元ソウル大師範大教授の出捐金で2005年9月に設立された。

  天象列次分野之図は、朝鮮王朝が開城(ケソン)から漢陽(ハンヤン)への遷都を記念して1395年に黒曜石に彫ったものだ。 天象列次分野之図は「空の形状を区域別に分けて順に配列して描いた絵」という意味。 そこにはこの地から肉眼で見ることができる1467個の星と天の川が彫られている。 星の位置は高句麗(コグリョ)時代の西暦1世紀ごろに合わされて、高句麗人が眺めた空の星がそのまま天文図に投影されている。 この絵の原本が高句麗天文図という事実は陽村・権近(クォングン、高麗末・朝鮮初めの学者、1352-1409)が書いた天象列次分野之図の説明文にも出ている。 ここには「高句麗平壌城(ピョンヤンソン)に石刻天文図があったが、戦争で失われ、写本だけが残っており、これを基礎に天象列次分野之図を作った」と書かれている。

  高等科学院の朴昌範(パク・チャンボム)教授は「韓国の天文図は中国と違い、支石墓時代から自生し、高句麗-朝鮮王朝と天象列次分野之図で数千年間受け継がれてきた」と説明した。 中国にも天文図があったが、われわれのように星座を一つに集めて記録したものは当時までなかったということだ。

  渾天儀は天体の運行とその位置を測定するのに使用した一種の天体時計だ。 三国時代から使用していたと推定される。 記録上では1433年(世宗15年)に李チョン(イ・チョン)と荘英実(チャン・ヨンシル)が作った. しかし実物は存在しない。 1万ウォン札にデザインされた渾天儀は17世紀に宋以穎(ソン・イヨン)が作ったもの(高麗大博物館所蔵)で、世界的にその価値が認められている。

  慶尚北道永川市(キョンサンブクド・ヨンチョンシ)の普賢山天体望遠鏡は直径1.8メートルで、数億光年離れた宇宙の深いところまで観測できる。 海抜1162メートルの普賢山頂上で科学者らはこの望遠鏡で、先祖が肉眼で見た星座の向こうにある、海辺の砂粒よりも多い星の変化を研究している。
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