百済(ペクジェ、B.C.18~A.D.660)の木塔が韓国内で初めて再現された。忠清南道(チュンチョンナムド)は最近、扶余郡窺岩面(プヨグン・ギュアムミョン)ハプジョン里に造成中の「百済歴史再現団地」のなかに超大型の5階建て木塔を建設した。
この木塔は、570年・百済時代の寺の跡地に確認された扶餘邑陵山里(ヌンサンリ)の陵寺(ヌンサ、王宮を守る寺)にあったものを、学界の考証を経て、最大限原形に近い形に作ったもの。陵山里では93年「百済金銅大香炉(国宝第287号)」と「百済昌王銘石造舍利龕(国宝第288号)」が出土された。