安倍政権の風向計の役割…日本首相政務秘書官に任命された井上義行氏

安倍政権の風向計の役割…日本首相政務秘書官に任命された井上義行氏

2006年09月26日15時45分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  先月9日午前9時、東京・永田町の首相官邸。 韓国の潘基文(パン・キムン)外交通商部(外交部)長官一行が待っていた接見室に安倍晋三官房長官が現れた。 潘長官と安倍長官の隣には慣例通り羅鍾一(ラ・ジョンイル)駐日大使と大島正太郎駐韓日本大使が座った。 目を引いたのは、大島大使のすぐ隣の席に6カ国協議日本代表の佐々江賢一郎アジア大洋州局長など高位官僚ではなく、見慣れない40代の秘書官が座ったという点だ。

  彼の名前は井上義行氏。43歳。職責は官房長官政務秘書官。 安倍氏が「寝食を忘れて、私のために、そして国のために情熱を注いで仕事をしてくれる」と、絶対的な信頼を置く人物だ。 米国のブッシュ大統領の策士であるカール・ローブ大統領次席補佐官に例えて‘日本のカール・ローブ’と呼ばれる。 安倍氏が先週末、内閣人選構想のために外部との連絡を絶ち、富士山ふもとの別荘に行った時も井上氏が唯一同行した。

  井上氏は26日、「首相政務秘書官」に就任する。 首相秘書官のうち政務秘書官は序列1位。 今後、安倍政権の人事はもちろん、各種政局対応案、政策樹立を総括する‘政権のプロデューサー’の役割をすることになる。

  物理的な距離でも井上氏は最も安倍氏に近い。 井上氏の事務室は首相執務室の隣の部屋。 今後、安倍新首相の心を知るには井上氏の考えを読み取らなくてはならない。 さらに安倍氏は「これから首相官邸で政策を主導する」と公言した。 各省庁から公募して連れてくる「官邸特命チーム」も井上氏が直接管理することになる。

  ◆元列車機関士=1963年、神奈川県小田原市で生まれた井上氏は、10坪ほどの市営住宅で両親・姉と厳しい環境の中で暮らした。 高校卒業後、国鉄の機関士となり、夜に寝台列車を運転する一方、昼には勉強し、大学通信課程を卒業した。 日本最高政治家門で育った安倍首相とは全く違う人生だ。

  88年の国鉄民営化で職員が各省庁に分散しながら、彼の人生は転換期を迎えた。 彼は総理府(現内閣部)に移り、官邸整備などの仕事をしていた。 00年初めに官房副長官室事務担当秘書官に昇進し、同年7月に官房副長官に抜てきされた安倍氏と縁を結んだ。 井上氏は当時、まだ社会的関心が大きくなかった北朝鮮拉致問題を担当しながら安倍氏の全幅の信頼を得た。 04年には小泉首相の2度目の北朝鮮訪問を控え、秘密裏に北朝鮮を訪問し、日本の意向を伝える「密使」の役割も果たした。 その後「安倍政権」誕生過程にも深々と介入し、優れた政治感覚を見せた。

  ◆対北朝鮮問題での役割も=井上氏に数回接して受けた印象は「頭の回転が速い誠実な戦略家」という感じだった。 井上氏は記者に対して「安倍首相を韓国社会がどのように眺めているか」と述べ、韓国問題にも深い関心を見せた。 しかし北朝鮮問題に対しては非常に‘強硬’という印象だ。 井上氏は7月の北朝鮮のミサイル発射当時も「万景峰(マンギョンボン)号入港禁止など対北朝鮮強硬制裁に積極的に出るべきだ」と主張した。
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