北朝鮮軍の空軍司令部は11日、米軍偵察機が北朝鮮水域の領空で違法な飛行を行ったとして、抗議の意を示した。北朝鮮は毎月、マスコミを通じて、米国が北朝鮮領空で行っている偵察の回数を伝えているが、今回のように空軍司令部が即時的に反応を見せたのは異例なこと。
朝鮮中央(チョソン・チュンアン)テレビが10日報じたところによると、空軍司令部はこの日「米帝国主義の好戦者が10日、北朝鮮上空に戦略偵察機を違法に侵入させる軍事的挑発を行った」と伝えた。また「今月6日と8日にも、この戦略偵察機が清津・利原・元山(チョンジン・リウォン・ウォンサン)東方の北朝鮮水域の上空を長時間にわたって飛行し、北朝鮮の戦略的対象物への偵察に熱中した」とした。