【時事評論】精密性が要求される独島研究

【時事評論】精密性が要求される独島研究

2006年03月31日11時48分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  日本政府が高等学校歴史教科書検定過程で竹島(独島の日本名)が日本の領土だということを明記するよう各出版社に要求した事実が明らかになり波紋が広がっている。

  そうでなくても日本政府は、外務省サイトにある「竹島問題」ページを通じて、歴史的にも国際法上、独島は日本の土地だと相変らず主張している。

  ところで問題はこの外務省サイトの見解、すなわち日本政府の見解自体が歪曲と隠ぺいがぎっしり詰まっているというところにある。歪曲と隠ぺいの手法は日本政府の見解に従おうとする御用学者らが使う手法だ。彼らの学者らしくない態度の代表的な例が、明治時代初期に独島を韓国の土地と認定した文書に対する歪曲と隠ぺい、無視だ。

  1877年、明治政府の太政官(現在の内閣)が「竹島(鬱陵島=ウルルンドの当時の日本名)のほか日島(独島)は日本と関係ない」という結論を下した。この事実は韓国でしばしば指摘してきた。しかしこの文書に対して日本の学者らは言及しなかったり「日島」がどの島なのか定かでないとしてわざと無視してきた。

  私は昨年、日本で「日本海内竹島外一島ヲ版圖外ト定ム」という題の決定的な文書を入手した。

  この文書はすでに知られている文書を統合した新しい文書だ。この文書は国立公文書館にマイクロフィルムで保管されているが、フィルム自体が真っ黒になっていて読めなかった。しかし文書の原本をなんとか入手してみると「竹島ほか一島」の「一島」は「松島(当時独島の日本名)」と明記されており、この「松島」とは「竹島」と同一線上にあり、隠岐諸島から80里、周囲30町」の島だと説明されている。

  ところで問題は「隠岐諸島から80里、周囲30町」がどの程度の距離と大きさかを提示してくれる学者が韓国に1人もいないというところにある。常識的に「1里」という日本では4キロ、韓国で0.4キロだ。これを適用すれば「80里」は日本式で320キロ、韓国式で32キロになり、隠岐諸島~独島間の実際の160キロと大きく違いが生じる。韓国はこのような計算を提示しておらず、日本は韓国側のこのようなあいまいな態度を利用してきた。ここで「里」を「海里」(1海里=1852メートル)で計算すると「80里」という約150キロになり、隠岐諸島~独島間の実際の距離とほとんど一致する。

  1905年1月、日本政府が独島の日本領土編入を決めた閣議文書に隠岐諸島~独島間の距離を「85里」と記録したのを見ても「里」は「海里」で計算する方法が合う。そして「30町」という約3.3キロ(1町=約109メートル)であり、独島の周囲が約4キロということを考慮すれば、これも正確に「一島」が独島であることを表す言葉だ。韓国側ではこういう精密性を現在まで提示できなかったということを深く反省しなければならない。

  一方、日本は韓国のこのような非精密性を利用してきた上、独島が日本固有の領土と主張し続けることができた。言わば韓国側のあいまいさが日本に武器を与えたわけだ。私は日本の知人らにこの新しい文書と説明文を機会があるごとに見せている。それを読んだ私の知人らは日本政府の見解に問題があると確かに認めるようになる。

  私たちは情報技術(IT)時代に生きている。ITでは字1つでも誤って入力すれば望む結果を得られない。

  独島研究にも日本人以上に几帳面な研究を進行しなければ、日本人たちを説得させることはできないだけでなく、彼らの歪曲と隠ぺいをより一層幇助するという事実を、認識しておかなければならない。
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