仁川(インチョン)府使を務めた乙巳五賊(乙巳条約に賛成した売国奴5人)の一人、朴齊純(パク・ジェスン)の善政碑が、議論のすえ撤去された。仁川市は最近、地域市民団体の要求を受け入れ、重装備を動員して朴齊純の善政碑を撤去した後、碑石の処理策を検討している。
仁川市は碑石を仁川都護府庁舎の垣根の下に放置しておいた。仁川市関係者は「親日行跡も歴史の一部であるだけに保存すべき、との意見もあったが、敢えて撤去しない理由もない、と判断した」と伝えた。各市民団体は「遅れたものの撤去を歓迎する」とし「歴史教育資料に活用すべき」と主張した。だが、一部市民は「元の位置に置いて、同氏の親日行為が分かる案内板を設けたほうが教育のためにも良い」としていることから、今後、処理の方向が注目される。