金正哲氏は金正日総書記の後継者か…中国は会ったのか
平壌(ピョンヤン)の24歳の若者が韓国、日本、米国、中国など周辺国の情報機関を緊張させている。
金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の後継者としてひんぱんにメディアに取り上げられている次男の金正哲(キム・ジョンチョル)氏。ドイツのシュピーゲル誌は21日「10月末、中国の胡錦涛国家主席の訪朝の際、正哲氏が夕食会に登場した」と伝えている。これに先立ち香港メディアは「胡主席の訪朝の際、金委員長は胡主席を招待した非公開家族の宴で次男正哲氏を紹介したと推測される」と報道した。
現在わかっているのは正哲氏が1990年代の中盤、スイスのベルン国際学校で勉強したという程度。英語、ドイツ語を駆使し、コンピューターに関心があるという説もある。彼はキム委員長と高英姫(コ・ヨンヒ、昨年死亡)夫妻の間に生まれた。高英姫氏は事実上、北朝鮮のファーストレディーの役割をしてきたと情報当局はみている。正哲氏が後継者に急浮上したのは2002年5月、異母兄正男(ジョンナム)氏の日本入国以来である。正男氏は偽造パスポートを使ったことで追放、金委員長にも見放されたとのこと。