小泉純一郎日本首相はよく「赤穂浪士」を口にする。 1702年に血で主君の仇を報い、幕府の命令で自決した47人の武士だ。 小泉首相は自決場所を訪れ、47人の名前を一人ずつ呼んだりもした。 この事件のメッセージは鮮明だ。 仇を忘れず血で報復しろということだ。
小泉首相の靖国参拝は執権後5回目となる。 「個人の資格で参拝した」という釈明は聞き苦しい。 「首相の靖国神社参拝は違憲」という大阪高裁の判決を意識した、理解に苦しむ弁解にすぎない。 スーツ姿であれ、黙祷だけであれ、周辺国を刺激するのは同じだ。 そこは隣国を踏みにじったA級戦犯14人の位牌がある所だ。