【社説】いま一度反省し、粉骨砕身してまいります

【社説】いま一度反省し、粉骨砕身してまいります

2005年07月25日13時01分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「安全企画部Xファイル」が社会的に大きな波紋を投げかけている今日、中央(チュンアン)日報は、惨憺(さんたん)たる心情で国民と読者の前に平身低頭してお詫びを申し上げます。中央日報は政治、経済、社会権力の監視を通じて開かれた正義ある社会の実現に同参してきたと自負してまいりました。

  しかし問題の件で、 洪錫炫(ホン・ソクヒョン)前社長が過去の一時代の政治的な悪習にかかわったことになっております。事案の重大さに照らし、中央日報はこの件が事実かどうかに対する政府の調査に先立ち、皆様に対し、心から反省し、お詫びを申し上げる所存でございます。

  洪前社長は、今年の2月、駐米大使に任命され、中央日報会長職を退きました。だからといって中央日報がこの問題と全く関係ないと申し上げることはできません。そのためいっそうの苦痛を感じている次第です。

  振り返りますと1997年、大統領選挙の際の問題で、中央日報が受けることになった苦楚は言葉にならないほどであります。大統領選挙で勝利した金大中(キム・デジュン)政権は中央日報を圧迫してきたほか、その結果、洪前会長は1999年、脱税の疑いで拘束されるに至りました。言葉では「普光(ポグァン)脱税」事件でありましたが、事実は選挙で相手陣営を助けたという一種の「不敬罪」でした。

  それは今回話題となっているファイルの内容と連関したものです。洪前会長本人も当時、反省そして公開謝罪をいたしました。またそれにより投獄もされております。一事不再理の原則があるように、対価はすでに支払ったとみることもできます。もちろん当事者は永遠なる反省と自己省察をしなければなりません。

  存廃の危機にあった中央日報は、試練を乗り越えました。痛みに耐えて、さらに一歩成熟する契機といたしました。慣行のように思われた政界とマスコミの癒着を脱することができなければ真のメディアとして立て直すことができないという厳肅な教訓も肝に銘じました。このような経験をもとに、中央日報は2002年の大統領選挙では客観的で公正な報道のために力を尽くすことができました。

  その結果、大統領選挙で勝利した候補からも、敗れた候補からも中央日報の政治的中立性に対しては認められました。第2創刊10年を迎えた2004年3月22日には、中央日報が過去に政派的理解に割りこんだ過ちに対して反省し、不偏不党と、是を是とし非を非とするマスコミの業務を怠らないことを再確認いたしました。

  それにもかかわらず安全企画部Xファイルの内容がまるで「今日の中央日報」の姿であることのようにおとしめる一部の動きに対し、残念至極な思いであります。過去の定規で現在の中央日報を見ようとしているからです。

  幾多の盗聴テープのうち、特に特定政治家と企業、そして中央日報に対してだけ集中的に問題としている現状は理解に苦しむ部分が多くあります。特に盗聴当事者らは中央日報を罵倒する一部放送、新聞社を列挙し「それらも堂々とはしていられないはずだ。自分たちは正道を歩んで来たかようだが、本当におぞましい」と証言しています。過去を清算するためには不法な盗聴自体はもちろん、盗聴テープに録音されたすべての内容が同時に明かされなければならないという考えであります。

  中央日報役員一同は、いま一度深く省察いたします。そして謙虚な心でいっそう正しく、さらに公正に、開かれた新聞の道を歩いてまいります。特定政派や勢力に傾かず、中立性を守りながら、権力に対する批判を決しておろそかにしないと約束いたします。

  中央日報を意図的に罵倒し、政略的に利用しようとする企みに対しては、決然と対立して戦う所存です。同時に政治、経済、マスコミの癒着や盗聴のような誤った慣行が決して再現されないよう、時代を清算する時代的課業という次元で真相の究明に力を傾けてまいります。
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