安保理常任理事国入りを目指すG4(日本・ドイツ・インド・ブラジル)は、今年5~6月を狙っている。「常任理事国を増やす」という基本決議案を提出するためだ。今年3月31日に「そのとき、決議案を提出する」と宣言したG4は、欧州加盟諸国を相手とって勢力を糾合している。先月末、日本主催の「国連改革会議」には165カ国が参加した。
反対陣営も素早い。今年4月11日、いわゆるコーヒークラブの主要メンバー、韓国・イタリア・スペインなどが「非民主的に運営される常任理事国の増設に反対」という旗印のもと、116カ国を集めて、勢いをアピールさせた。両陣営の激しい対決が期待されるに値する。