韓中の反日行動が逆に日本の教科書問題を助長

韓中の反日行動が逆に日本の教科書問題を助長

2005年04月27日16時26分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「民族=想像の共同体」と主張して世界的に名を知られた米コーネル大のベネディクト・アンダーソン(69)名誉教授(東南アジア政治学)が、初めて訪韓した。 アンダーソン教授は、民族は古代から続く血縁共同体でなく、近代資本主義の発展によって作られたと説く。 アンダーソン教授は、韓国東南アジア研究所(所長:ソウル大人類学科呉明錫教授)と西江(ソガン)大東亜研究所(所長:同大政治外交学科辛尹煥教授)から招請され、26日午後、西江大で「東南アジアのブルジョア寡頭制」というテーマで特別講演を行った。 講演前日の25日の夕、アンダーソン教授と会い、最近「歴史紛争」でかまびすしい東アジアの状況について質問した。 アンダーソン教授は、民族主義の批判者らしく誰が正しく誰が間違っているのかに重点を置くことなく、全体的に冷ややかな口調で質問に答えた。

  --日本の扶桑社が出版した教科書の内容のせいで、歴史歪曲と領土問題をめぐって韓中が日本を強く批判しているが。

  「日本の教科書問題が韓中だけで深刻な問題として浮上した背景が気になる。中国はなぜ急に怒り出したのか」。

  --日本の右翼が攻勢を仕掛けるための反作用では?

  「扶桑社の歴史教科書は極めて採択率が低く、今後も同様だと予想されるが、韓中の反応が逆に採択率アップを助長している。日本で右翼は少数で、別に人気もない。ほとんどの日本人は戦争をしたいと思っていないと思う」。

  --今回の事態の背景には、韓中日の民族主義があるようだが。

  「民族主義は単純な虚像としてだけでなく、構成員の所属意識を高めるという肯定的な機能も持つ。しかし、政治家が高下を繰り返す民族主義の性格を悪用するのが最大の問題だ。中国の民族主義も懸念される。体制の正当性を共産主義に求めた中国政府が、資本主義化により失業や貧富の格差などの社会問題がさらに深刻化した時、民族主義を利用する恐れが大きいからだ」。

  --韓国は、独島(トクト、日本名:竹島)問題があるので憤慨して当然だ。

  「独島問題よりも韓国は南北統一がもっと重要ではないのか。韓国人は、独島への関心と同じくらい、統一について具体的な計画を持っているのか?北朝鮮の韓国への再侵略を考えているのか?歴史教科書や独島問題は南北統一よりも小さい問題でないか」。

  --韓国国民にとって、植民地にされた経験は極めて重要なのだ。

  「日本は、帝国主義期の加害行為について、韓中に謝罪したほうがいい。そして、韓国も中国も別のことを謝罪すべきだ。中国は、大凶作と文化革命で中国人を大量に殺したことを謝罪すべきだ。韓国は、ベトナム戦争で犯したことについて謝罪したことがあるのか?人を殺したという点で、その主体が政府だろうが他国の軍隊だろうが同じだ」。

  --民族主義のマイナスの機能が現在も表出していると思うか?

  「そう思う。民族主義は東アジアだけの問題ではない。一例を挙げれば、すべての国の歴史教科書に問題がある。自国の若者に自国の歴史へのプライドを持たせるべく、歴史を美化している。多くの罪を犯してきた強大国(Big Power)の虚言は甚だしい」。

  --国際化が今以上に進んでも民族主義は変わらないと思うか?

  「民族主義は、形を変えながらさまざまな姿で存在している。現在は、19~20世紀前半の民族主義とは異なった様相を見せている。例えば、海外移住者による「遠隔地民族主義」が今以上に問題化するかも知れない。 国籍を超え、出身国や故国への感情的なきずな意識が過激化する恐れがあるからだ。 中国と台湾の問題をめぐり、華僑が北京政府に「台湾を攻撃せよ」とロビー活動を行う日が来るかも知れぬのだ」。
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