国連平和維持活動(PKO)は1948年5月29日に設けられたエルサレムの国連休戦監視機構(UNTSO)からスタートした。イスラエルが独立を宣布すると、周辺の4国との戦争がぼっ発し、間もなくして停戦になった。国連は、非武装の停戦監視要員を配置した。次は、インドとパキスタンの間のカシミール紛争。そこにも49年1月に非武装の監視団が配置された。
しかし、56年9月、第2次中東戦争を契機に様相が変わった。同年11月に配置された停戦監視団は、以前とは異なり、武装をした。軽い武装だが、初の武装国連軍だった。それが、こんにちのPKOに発展した。