【社説】教科書わい曲、日本の良心勢力に期待かけたい

【社説】教科書わい曲、日本の良心勢力に期待かけたい

2005年04月05日17時26分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  日本の中学校歴史教科書の検定結果が5日公表された。検定本を分析した韓国の専門家らによると、これまで学界で批判を受けてきた▽任那が倭の領域だとする説▽服属国との記述▽朝鮮(チョソン、1392~1910)出兵(文禄慶長の役)▽江華島事件▽朝鮮の近代化に寄与したとの論理--などについて、日本は予想通り、改善のこん跡を示しつつも、内容上にはさらに巧妙な「侵略・わい曲の史観」を反映している。

  とりわけ、ねつ造とわい曲史観に基づいた記述が大部分である扶桑社版は、日本の「戦争可能国家化」と軍国主義化を褒め称えようとする日本右翼の意図をあちこちに反映、記述している。従軍慰安婦記述の削除、強制動員記述の削除など日本軍国主義の蛮行と関連した部分を除かせて、歴史関係を完全にわい曲したまま、日本の青少年にわい曲された歴史を教えようとしているのだ。

  さらに、今年は、韓国領土の独島(ドクト、日本名・竹島)と関連した条項が扶桑社版はもちろん、東京書籍、大阪書籍などにも記述され、独島問題だけで判断する場合、むしろさらに改悪されたものと考えられる。韓国側としては、抗議せざるを得ない。今後は、日本内の良心勢力、世界の良心勢力と連係し、わい曲教科書の不採択運動を繰り広げていかざるを得ない。

  北東アジアの和平・繁栄のため「連係し未来へ進もう」としていた韓国と日本が、こうした具合で対立を拡大していくのは望ましくない。過去問題が足かせになって、韓日関係が一寸先も予測できなくなった状況が、嘆かわしく思えてならない。大多数の日本国民が、平和と善隣を望み、歴史わい曲に同意しない、との事実を知っている。同様に、大半の韓国民も、日本との友好協力拡大を願っている。

  問題は、現在の対立が、日本側の原因提供によって「拡大再生産」されている、との点だ。それも、日本全体ではなく、極一部の軍国主義追従勢力、日本国内政治で民族主義の感情を利用しようとしている勢力、だとの点だ。日本の市民社会と良心勢力がこうした事実を直視し、結者解之(結んだ者がそれを解くべき=自分の過ちは自分で解決すべき、との意)の心情から問題解決に努めなければならないだろう。
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