<インタビュー>「日本もその気になれば90日以内に核保有」大前研一氏
日本の世界的経営コンサルタント兼経済評論家の大前研一氏(62)が、北朝鮮核問題について口を開いた。 大前氏とのインタビューは、17日、東京千代田区にある彼の事務室で2時間ほど進行された。
--北朝鮮が本当に核兵器を保有したと考えているか。
「そう思う。北朝鮮が核爆弾を製造したとすれば、それはプルトニウムタイプであるはずだ。 すなわち‘長崎型’となる。 北朝鮮が再処理を通じてプルトニウムを抽出したのは既定事実だ。 核連鎖反応を触発する臨界質量に到達するための激発装置開発が次の関門だが、これも難しい技術ではない。 インターネットからでも入手できる。 だが濃縮ウランを利用した核爆弾、すなわち‘広島型’を開発した可能性はまだないと考えている。 核爆弾製造に必要なレベルの高濃縮ウランを生産するのは技術的に難しく、費用もかかる」