中国が高句麗(コグリョ、B.C.37~A.D.668)の歴史をわい曲している理由は何だろうか。「南北(韓国・北朝鮮)の統一が実現された後、中国東北地方の朝鮮族が分離運動を行うことを恐れているからだ」。米週刊誌「タイム」のアジア版が先月23日に報じた内容だ。
同誌は、中国が最も恐れているものは、以前、高句麗の国境が中国東北地域にまで伸びていて、同地域に現在およそ200万人の朝鮮族が住んでいるとの点だと指摘した。そのため、南北統一の後、朝鮮族が高句麗を「統一韓国」の一部だと主張し、中国からの分離運動を繰り広げることを懸念しているということ。