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【社説】なぜ「脱出韓国」が広がるのか

2004.07.27 18:45
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個人財産の海外流出が急増している。今年1~5月、留学や研修、旅行、移民などで海外に流出された個人資産は80億7000万ドル(約9000億円)にのぼり、前年に比べて15%増えた。グローバル時代に、海外留学や旅行を叱るわけにはいかない。しかし、5カ月間でほぼ10兆ウォン(約1兆円)にのぼる個人の資金が海外に流れ、その規模が急増しつづけている最近のすう勢は正常なものではない。

「為替差益」や貿易関連の金融に見せかけた違法送金まで含ませると、規模はさらに大きくなるだろう。資本脱出の前奏曲ではないか、と懸念する声が出るのも当然だ。資金流出が増え、海外では各種のハプニングが招かれているもようだ。米ロサンゼルス・コリアタウンの不動産価格が高騰し、最近は香港・中国・ベトナムなどに、韓国の資金が集中、投機が猛威をふるっている。米高校では、数百人の韓国学生が押し寄せ、韓国人同士の激しい競争が繰り広げられているという。

 
韓国内の観光地はがらんとしているが、海外旅行者は過去最大になるほど好況ぶりだ。なぜ、みな韓国を離れようとするのか。表向きの理由に、子女教育をあげる。韓国の落ごした教育システムが、資本の海外流出をそそのかしているのは間違いない。しかし、さらに根本的な原因は「未来に対する不安」のためだ。混迷する政界と不安な社会、墜落する経済、金持ちを罪人扱いする雰囲気と企業に反感を感じる情緒、企業への規制などが国民を挫折させているのだ。

それで、韓国を離れたり、離れる準備をするのだ。あるアンケート調査の結果では、個人の74%が「移民を準備中」だと回答した。大量な個人資金が海外に流出される状況では、国内の消費が回復するわけがない。このまま、ほうって置けば、韓国は希望のない国になる。ひとまず、資金の違法流出を防がなければならない。しかし、取り締まりだけで解決できる問題ではない。

不安な国、不安な社会にしてはならない。この国に希望がある、という雰囲気になれば、出て行けと言われても出て行かなくなるだろう。いまは国を離れる人々を非難するのに先立ち、何故こうした脱出現象が広がっているのか、政権を握っている方が反省しなければならない。

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