1909年10月26日、中国のハルピン駅で安重根(アン・ジュングン)が伊藤博文を暗殺した事件を、刑事事件として扱った当時の裁判所の判断は、国際法的には誤った判決だという主張が出された。
高麗(コリョ)大法学部の明淳亀(ミョン・スング)教授は23日、大韓弁護士協会の雑誌「人権と正義」に発表した論文で「1910年2月14日、旅順にあった日本の裁判所が日本刑法を適用し、安重根に死刑を宣告、その約1カ月後に安重根の死刑を執行したことは、ハルピン事件を単なる刑事事件として扱ったものだ」とし、このように主張した。