韓米同盟が日米同盟の補助軸に転落するのではないか。在韓米軍1個旅団のイラク派遣に続き、米国の海外駐留米軍再編計画(GPR)の準備が最終段階に入りながら、こうした見方が強まっている。米国が地上軍中心の駐韓米軍と海・空軍主軸の在日米軍の水平的分業関係を終え、日本側に戦力と指揮部を集めようという動きを見せているからだ。
韓米同盟の地位が低下している端的な例は、在韓米軍に対する米国の評価だ。米国防当局者、専門家らの誰一人として、韓国が地域戦略の中枢役となる戦力投射拠点(PPH)に分類していない。 米国メディアも同じだ。一方、グアム、日本、英国、オーストラリアはこれに含まれる。米国防総省戦略担当副次官補は最近、「PPHは米本土とグアム、英国、日本、オーストラリアなどに限定される」と語った。
国防部の関係者によると、米国は海外米軍基地をPPHと数十個の小規模前進作戦・訓練基地(MOB)、非常時に備えてあらかじめ兵力駐留協定を締結した前進作戦地域(FOS)に分けて再配置しようとしている。政府関係者は「米国は韓国側に米軍再配置計画を説明しながら、韓国はPPHとMOBの間だという立場を明らかにした」と語った。韓国の役割が縮小され、その分、日本の地位が向上するしかない状況だ。