【社説】軍事会談の合意、今回は守るべき

【社説】軍事会談の合意、今回は守るべき

2004年05月07日17時48分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  昨日、平壌(ピョンヤン)で終わった南北(韓国・北朝鮮)閣僚級会談で、南北は軍事当局者会談を開催することで一致した。軍事会談の開催を提案した韓国側に、韓米軍事演習の中止を掲げて、拒否で一貫していた北朝鮮側が、決裂の直前に、一歩しりぞき合意に至ったのだ。

  南北が最後の瞬間まで折衝を行ない、遂に合意点を引き出した点は、望ましいものと評価したい。しかし、閣僚級会談に臨む北朝鮮の姿勢は、残念なものだった。元々、軍事当局者会談は今年2月の第13回閣僚級会談で、双方が合意した懸案だ。したがって、北朝鮮は、それを即時履行すべきだった。

  しかし、北朝鮮は、一切反応を見せず、今回突然韓米軍事演習の中止と結びつけたのだ。南北関係が順調に進むためには、「双方間の合意事項は必ず履行されるべき」との原則が守られなければならない。

  それでこそ、次の合意事項についても信頼が生じ、その結果、双方に望ましい結果が得られるのだ。今後、北朝鮮は、軍事当局者会談の開催に改めて合意した以上、先回のように遅延作戦を繰り返してはならない。北朝鮮は、韓国がこの会談にすべてをかけているわけではないとの点に気付くべきだ。

  韓国側が同会談を提案したのは、軍事的な緊張状態が緩和されてこそ、韓半島の和平がさらに強固になり得るとの判断からだ。とりわけ、北朝鮮が望んでいる南北経済協力も、緊張が緩和されてこそ、さらに拡大できるとの点は、北朝鮮もよく知っているはずだ。事情がこうであるならば、北朝鮮がこの会談を回避する理由はない。

  何よりも軍事当局者会談が必要とされるのは、韓国西海(ソヘ、黄海)上での交戦などといった不幸な事態を防ぐためである。そうした偶発的な衝突が再発すれば、南北経済協力が大幅に委縮されるのはもちろん、南北関係も大きく後退するのが自明だ。

  したがって、北朝鮮は、偶発的な衝突を防ぐため軍事的措置を講じるのが、自分らにとってもプラスになるとの点に気付き、軍事会談に臨むよう促したい。同時に、北方境界ライン(NLL)を守ろうとする韓国側国民の意志は、断固としたものとの点を肝に銘じ、NLLを「紛争の争点」にしようとする意図を持ったりしてはならないとの点をあらかじめ指摘しておきたい。
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