韓国内海岸で姿を消していたマッコウクジラが、およそ90年ぶりに再び現れた。国立水産科学院は8日、東海(トンへ、日本名・日本海)南部の九龍浦(クリョンポ)前16キロの海域で、先月31日、マッコウクジラ8頭が目撃されたと発表した。この群れは、体長13メートルほどの親クジラ1頭と子クジラ7頭からなっている。
体の30%以上を占めるドラム缶のような頭部を持ったマッコウクジラは、水深3000メートルの深海で、2時間ほど潜水できる。報告によると、年を取るほど、黒い色素が薄まって白くなり、長さ10メートル以上のスルメを捕食するという。