性暴力被害児童の「ビデオ供述」初認定の判決

性暴力被害児童の「ビデオ供述」初認定の判決

2004年01月05日17時18分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  性暴力の被害を受けた子どもの「ビデオ収録による供述」を法的証拠として認める判決が初めて下された。性暴力を受けた子どもが法廷に直接出席し証言しなくても、被害者を処罰した初の判例となる。

  ソウル地裁・西部支院の刑事第1部(金南泰部長判事)は5日、未成年者に対し強制的にわいせつ行為をした疑いで身柄を拘束、起訴された金(キム、60)某被告に対し、警察捜査の段階で撮影されたビデオ収録供述を根拠に、懲役8カ月の実刑を言い渡した、と発表した。

  ソウル麻浦区(マポグ)にある保育園で運転手として勤めていた金被告は、昨年5月、保育園2階にあるテレビ視聴用の部屋で、園児のJ(5)、K(4)ちゃんに性的いたずらをした疑いで、同年7月に起訴された。

  当時、親たちは子どもらから「保育園のおじいさんがおかしい」との話を聞いて、性暴力の被害を受けたものと判断した。保護者らは、警察に要請し、被害児童の専門カウンセラー、崔(チェ、32、女)氏が子どもらと当時の状況について対話する場面を収録、証拠資料として提出した。

  裁判所は「検証する過程で、被害を受けた子どもらが『私が供述した内容があっている』と、確認してくれただけに、証拠になり得ると判断、これを主な証拠にした」と説明した。これによって、Jちゃんに対し強制的にわいせつ行為をした容疑が認められた。

  しかし、Kちゃんに対する容疑は無罪処理された。「ビデオ収録の過程で、カウンセラーが誘導する質問をしたため、Kちゃんの供述が事実と異なっている可能性がある」との理由からだ。検察と被告いずれも控訴し、この事件はソウル高裁へ送られた。
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