自慰行為(マスターベーション)を多くする人は、前立腺がんにかかる危険が低くなるとの研究結果が報告された。豪州メルボルンにあるビクトリアがん研究所のグレイアム・ザイルス博士は、英国の科学専門誌「ニューサイエンティスト」最新号のインターネット版に発表した研究報告で、こうした見方を強調した。
ザイルス博士は1079人の前立腺がん患者と正常な1259人を対象に調査を行ったところ、こうした事実が分かっており、特に20代時代、毎週5回以上を射精した人は前立腺がんにかかる危険が、そうでない人より約1/3ほど低いことが分かったと伝えた。