韓国で流通する輸入・国産のパック化粧品の一部から、鉛が多量に検出された。
ソウル市保健環境研究院は16日、同院が昨年12月、国内流通する泥・植物抽出物・海草抽出物といったパック製品71種(輸入40種、国産31種)を無作為に選び、重金属4種(鉛、カドミウム、ヒ素、水銀)の含有量を分析した結果、製品の一部から鉛が化粧品許容量を超えたと発表した。
現在パックに対する重金属基準はないが、鉛の場合、化粧品の試験検査項目によると、目や顔のメイクアップ、頭髪用(ヘアスプレー、シャンプー、リンス)などは20ppm以下と規定されている。鉛は貧血や胃腸、神経機能障害などを引き起こす可能性があるとされているが、分析結果によると、輸入26種と国産11種から検出された。このうち主成分が植物抽出物とミネラルの輸入2種からは、化粧品許容値の2倍を超える50.90ppm、45.07ppmの鉛が検出された。また植物抽出物を主成分とする国産1種からも24.52ppmの鉛が検出された。