最小限の礼儀と礼遇について話したい。私にとって、日本は長い間、不愉快な国だった。そうした私の考えを変えたのは、昨年のワールドカップ大会(W杯)だった。02年6月、私は突然「知日派」になり、翌年の03年6月、私はさらに進んで「親日派」になった。私たちの情緒から考えて、親日派はすなわち民族への反逆を意味するが、そう言われても構わない。世の中がたくさん変わったからだ。
私は幼いごろから、学校と教会でおかしな教育を受けてきた。学校では、日本、北朝鮮、中国が無条件悪い仇の国であり、だから打ち破るべき国と教われ、教会ではとなりを愛すように、仇を愛すようにと教われたため、幼い子どもでありながらも、大変頭を悩まされたことである。そんな私が、知日派に転じるまでは、こうした来歴があった。