共同通信は23日、稲作農業を導入して青銅器を用いた日本の弥生時代(紀元前約5~4世紀)の人間のミトコンドリアDNA塩基配列が、現代の韓国人と一致することが分かったと報じた。
これは、鳥取大学医学部の井上貴央教授チームが、鳥取県青谷上寺地遺跡で出土した弥生人の遺骨29点のうち、4点のミトコンドリアDNA塩基配列を分析し明らかになったもの。 ミトコンドリアDNAは母系にのみ継承され、同じ系統の間ではその塩基序列が一致する。今回の発見で、弥生人が韓半島から渡来したという仮説が、さらに信憑性を得ることとなった。