時事通信は２５日、パキスタン当局が自国の核開発と関係ある数人の科学者や軍関係者が、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）に核兵器開発技術を提供した事実を認め、これを米国に通達したと報じた。

時事通信は情報消息筋の話を引用し「パキスタンは２年前、米国の要請で北朝鮮への核兵器開発技術提供疑惑を自主調査した結果、パキスタン核開発の中心で、イスラマバード郊外にあるカフタ研究所の科学者や軍の高官の個人口座に数年間にわたり、各々数万ドルが入金された事実を確認した」と伝えた。

同通信は「彼らは、口座に入金された金が北朝鮮からの謝礼金であることを認め、北朝鮮に提供された技術は核兵器製造に必要なウラン濃縮技術と設備設計図などだ」と伝えた。